千の風になって
早々の風邪の洗礼もなんとか潜り抜け
どうにか新しい年をスタートできたようである。
そう言えば,先日スーパーに買い物に行ったとき
ふと気付くと馴染みのある音楽が流れていた。
思い出したのは昨年暮れ。
もともと一生懸命に見ないテレビジョンである。
垂れ流し状態になっていたのは紅白歌合戦であった。
突然に,なかなか味のあるテノールが聞こえてきた。
「千の風になって」である。
初めて聞いた曲であったが,思わず聞き入ってしまった。
年の終わりに素敵な頂き物をしたような気分になった。
死んだ者,死にいく者が
この世に残していく者への思いを切々と語る。
大切な人を失い,悲しみに暮れる人々に
「さあ,元気を出して!」
「あなたは精一杯生きるんだよ」
という温かいメッセージを送っている。
幸いにも私の両親・兄弟・妻子は健在である。
とても大切な人を失う悲しみは経験したことがない。
それでも,この曲は私の心に深く浸透してくるのである。
そういう経験を持つ人なら,なおさらだろうと考える。
近所のスーパーの通路の真ん中で
思わずウルウルしている今日この頃であった。
幸せである・・・。
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